春は気温の差が激しいので、お肌の水分と油分のバランスが崩れがちです。また、日中は暖かいので気付きにくいですが、意外と湿度が低く空気も乾燥しています。夏に向け紫外線量も増えるので、肌トラブルがおきやすい季節といわれています。そこで大切なのが、保湿ケアです。しかし、お肌に汚れが溜まっていると、その後の保湿ケアの効果も低下してしまいます。肌トラブルがおきやすい春、お手入れに差をつける保湿ケアの質を左右するのは正しい洗顔です。
「洗顔で始まり、洗顔で終わる。」といわれるくらい、洗顔は重要です。
スキンケアの基本は、お肌にとって不要な汚れをきちんと落とす事にあります。お肌に汚れが溜まっていると、その後の保湿ケアの効果も低下してしまうからです。
ただし、洗顔はお肌に必要な皮脂を多く洗い流してしまう事もあります。そのときに「乾燥してしまうから」とすぐにクリームをつけても、お肌の水分は不足しているため完全な保湿にはなりません。洗顔後はたっぷりの化粧水でお肌に水分を補給し、クリームで保湿をしましょう。
夜の洗顔は、肌表面に付着している汚れと、お肌の内側から分泌される汚れをキレイに洗い落とす大切なスキンケアです。ここで正しい洗顔ができていないと、夜の間に行われる皮ふの新陳代謝や、ターンオーバーの妨げにもなるのです。(※ターンオーバーとは…28日間の周期で行われるお肌の新陳代謝の事です。)
朝の洗顔は、水で流すだけ・または洗顔しないなど、夜の洗顔より手を抜いていまいがちですよね。
しかし、朝の洗顔もとても重要なのです。皮ふの新陳代謝は、夜の10時から朝の4時までが一番活発に働きますので、寝ている間に分泌された皮脂や汗、古くなった角質が大量に皮ふ表面に出ています。また、髪や枕の汚れ、空気中の埃などでもお肌は汚れているのです。これらの汚れをきれいに落とすのが、朝の洗顔の役目です。
毎日朝と夜、きちんと洗顔を行って、その後に入れる水分を浸透しやすくすることが、お肌を健康にし保湿ケアの質を上げる近道なのです。
「クレンジングは素早くしっかりと」
メイクを落とすクレンジングは、どうしてもお肌に負担がかかりやすくなります。これはクレンジング剤に含まれている界面活性剤がお肌にダメージを与えてしまうからです。あまりしっかりと汚れを落とそうとしてゴシゴシこすったり、マッサージも兼ねて長い時間をかけたりすると、逆にお肌にダメージを与えてしまいます。
しかし、クレンジングが不十分だと、メイクや古い皮脂が残り、毛穴ニキビの原因になってしまう場合があります。そのため「クレンジングは素早くしっかりと」目安として1〜2分以内で行いましょう。
ポイント
メイクや汚れを浮かび上がらせるように顔の内側から外側へ優しくマッサージするように落としていきましょう。
※長時間のマッサージはお肌の負担になりますのでおやめください。
マッサージは年齢に関係なく気になる美容のひとつですよね。
今回は洗顔後、簡単にできるマッサージをご紹介します。
※マッサージは、ほどよい力加減で行いましょう。強すぎるとお肌を痛めてしまいますが、弱すぎても効果が期待できません。
メイクを落とす
洗う
整える
補う
スペシャルケア
保湿
いかがでしたか?
・ごしごし強くこする
・時間をかけて長く
以上のことをすると、逆にお肌に負担をかけてしまいます。
正しい洗顔で上質な保湿ケアをし、春のお肌を守りましょう!
次号もお楽しみに!