水の役割でも触れましたが、人は生きていく上でたくさんの水を使用しているため、こまめな水分補給がとても大切です。
それでは、人は1日にどのくらいの水分補給が必要なのでしょうか?まず、1日に体外に排出される水の量は健康な大人で約2〜3ℓほどです。その内、尿として排出されるのが1〜2ℓ、汗や呼吸などとして排出されるのが約1ℓと言われています。
したがって、この失われる水分を毎日補給することが必要となります。一般的に人はこの必要な水分量のうち約1ℓ程度は飲用水として、残りの1ℓは食事などの中に含まれる水分から摂取しているそうです。
もちろん、夏の暑い日やスポーツで体を動かした後などは通常よりも多く汗をかきますから、その分だけ水を補給する必要があります。
先にも述べましたが、人は生きていくうえでたくさんの水を体内で使用します。その水の使用量は1日で約180ℓと言われています。使用される水が180ℓに対し毎日補給する水はせいぜい2〜3ℓ…それはおかしいのではないかと思われるかもしれません。
じつは、水は体内でろ過され、再吸収されて何度も繰り返し利用されます。その繰り返し利用される水の総量が、1日180ℓと言われているのです。
体に入ってきた水は、体内のあらゆる場所をめぐり多種多様な役割を果たします。やがて役目を終えた水は、ろ過されたのち体外へ排出されるのですが、そのとき一部の水は再度吸収されて再び体内を巡ります。
これが何度も繰り返され、体内に入った水が体外に排出されるまで大体1ヶ月かかると考えられているそうです。
つまり、1ヶ月かけて体内の水は入れ替わると言うことなのです。